彩り。

同窓会なんて面倒だと嫌々で参加したのだけれど、いざ行ってみると、旧友たちとの久々の再会に段々と気分も盛り上がり、脈々と受け継がれる伝統を守る陶芸家として度々個展を開いている加々美や、自分の平々凡々とした人生を憂いて長々と話す代々木や、話しの所々に婚約者の自慢をして周囲に飽きられている翌々週結婚予定の奈々子やその他諸々、各々今は色々な人生を送っている懐かしい顔ぶれを見ていると、数々の思い出が蘇ってきて、続々と運ばれてくる様々な料理も一役買ってか、お酒もすすみ、酔った野々村と佐々岡が徐々にヒートアップし、

 「常々思っていたけど、お前はそういうことが多々あるぞ!」

「お前こそ前々から言ってやろうと思っていたけど、言葉の節々にトゲがあるんだよ!」
「益々だな、この野郎!」
「よし、じゃあ正々堂々と勝負だ!」
と言って、相撲を始め(僕たちが勝負と言えば昔から何故か相撲と決まっていて、大人になってもそれが暗黙の了解になっていることが少々可笑しかったのだけれど)、倒れ込んだ勢いでグラス割ってしまったことで一気に酔いのさめた2人は揃ってお店の方々深々と頭を下げて謝っていたり、そういう様な出来事によって、坦々と過ぎる日々に彩りと『々』を加えることができたので、次々回の同窓会にも参加しようと思っています。

 それはさておき、『々』は『どう』を変換すると出てくるんですね。